2021/04/07 11:00
こんにちは。星つむぎの村の『星の雑貨屋さん』です。
星つむぎの村の村人(メンバー)のハンドメイド作品を中心に販売中。
ソラ(空、宙)は誰の上にも広がって、星は静かに輝きます。
見上げるだけで誰かとつながっているような気持ちにさせてくれます。
星の雑貨屋さんに並ぶものたちも、星を見るきっかけになったり、
誰かとつながっているな、ひとりじゃないな、と思えたりと、
みなさんの明日のHappyにつながりますように・・・という願いを込めて制作しています。
☆☆☆
さて、今日ご紹介するのは、
ユニバーサルデザイン絵本 『ねえ おそらのあれ なあに?』 です。
星つむぎの村の星の雑貨屋さんでは、ハンドメイド雑貨だけでなく、本も販売していますよ☆
~街に住む女の子、里山に住むきつね、山に住むくまが、
「おそらにかがやくあれはなんだろう?」
と夜空を見上げます。
それぞれに広がる空はどんな星空でしょう?~
ユニバーサル絵本は、
見える人も見えない人も、小さい子どもたちも、みんな一緒に楽しんでもらえる絵本です。
言葉が点字も使って書かれているのはもちろん、絵本のイラストが透明インクを使ってぷっくりと印刷されているので、触って感じることができます。

また、1枚の紙を蛇腹に折って作っていて、裏面には、点字のことや星の豆知識も載っています。
ちいさな絵本ですが、中身は楽しみ盛りだくさんになっています☆


この絵本の物語は、星つむぎの村の前身、「星の語り部」メンバーが作りました。
見えないメンバーがいたことがひとつのきっかけです。
作る中でいろんな発見がありました。
タンポポが土に埋まって生えている様子の絵が描かれた、
あるユニバーサルデザイン絵本を触ってみていたときのことでした。
見えないメンバーが、「あー、こういうことね!」といって、本を立てたのです。
机に本を寝かせて置いたとき、私は、手前が地面の土、向こう側が空、と表現されていることになんの疑問も持っていませんでした。
でも、確かに、タンポポはペタッと地面に寝転んで咲いてはいないのですよね。
土に根を張って、空に向かって立っています。
当たり前を見つめ直すこと、話して知り合っていくこと、改めて教えてくれた本作りでした。

みじかい物語の中にも、
周りにいてくれる人をおもうあたたかい気持ち、
ひとりじゃないよねというつながっている気持ち、
大事に絵本に込めたつもりです。
新年度が始まり、新天地で生活をスタートした人、
親しい人が離れた場所に行ってしまった人もいるかと思います。
でも、
「みんなの上に広がる空はつながっていますからね」
「同じ星を見上げることができますからね」
そんな気持ちを込めて、この本をご紹介しました。
ぜひ手に取って、触って読んでみてください。
★星つむぎの村で販売している本はこちら ↓
本 | 星つむぎの村の「星の雑貨屋さん」 (base.shop)
★ユニバーサルデザイン絵本の情報はこちら ↓
さわって楽しい UD絵本センターの世界へようこそ (ud-ehon.net)